古都の道場 西向き間借り

まとまったことをちゃんと書くために。(まとまってないこと:Twitter→@Picassophia)

日記的なもの

今日は最後の大学日。あと30分程度で家を出る。これが済んだら年末に知己と過ごす。 掃除を終えることができた。それなりに整えたが、依然として本の多さは変わらない。増える一方だ。せめて使いやすく、また汚くならないようにした。あとはWorkflowyなどの…

権威と完全な静止

机を前にする。席につく。文字をしたためる。 労いに鳥羽の方まで羽を休めに行って、昨晩帰ってきた。今日は掃除をするつもりだが、いざ朝を迎えてみると寒さが辛くて、のそのそと起きて朝食をとりながら結局いつものように悠長に本を読んでしまっていた。 …

冬のノスタルジー

昨日採点業務が終わって、レポートも一通りチェックした。 あとやることは来週の発表準備と翻訳、そして年度末報告書のため研究だ。 ともかく色々落ち着いてきた。それに合わせて、いろんなことを感じる。冬は冬のノスタルジーがある。今日は雨だったので最…

夢日記

7時半起床。頗る嫌な夢を見た。 連日の授業準備や企画もひとまず落ち着き、喫緊の締め切り仕事も一旦片がついて、少し落ち着いて研究ができる、あるいは余裕があるはずだったのが昨日だ。少なくとも月曜の夜まではそう思っていた。 だが、実際は起きてフッサ…

研究費問題

急に夏が終わった。 一気に寒くなったせいでお腹を下したり怠さを感じたりしていて、研究がうまく進まない。月末締め切りの論文の修正がかなり滞っている状況でこの感じは本当にまずいから早く脱却したいのだが、なかなか身体が言うことを聞いてくれない。こ…

九月終わり

先日書いたものを尊敬している先輩に一読してもらって、非常に丁寧な批評を頂いた。それで月末締め切りの論文をずっと手直ししている。内容ではなく形式について自分が抱えていた問題を汲み取ってもらえた感じがあって、非常にありがたい。だが修正してもや…

上半期を終えて

今年度三本目の論文を脱稿して、英文要旨を書き上げた。我ながらよくがんばったなと思う。 とはいえなかなか落ち着いていられない。というのも、ここまでで書き上げた原稿はいずれも昨年度までの研究成果のまとめ直しであって、今年度の研究成果は全然まとめ…

朝から図書館に行った。今までは重い資料を背負って自転車で通っていたが、車で行けるようになった。重さを考えたり、汗だくになったりせずにすむようになったのは嬉しい。地元の図書館は蔵書も環境も悪くない。ただ、お昼を食べるのに適当なところがないの…

哲学か諸哲学か

訳あって今日は朝からだいぶ神経を使った。明日は今日以上に神経を使うことになる。他に喫緊の仕事もないので、今日は家で大人しくしていた。 なんとなくレヴィナスのフッサール論を読み返していて、『形式論理学と超越論的論理学』の中にある「哲学はただひ…

四月の進捗

新年度の一月目がまもなく終わる。以前の記事にも書いたとおり、出鼻の挫かれたスタートではあったが、概ね為すべきことを為し、もどかしいながらもそれなりに進捗を得ることができたような気がする。 大きなこととして、自動車の教習所に通い始めた。 別に…

休暇

休養日。なんとなく落ち着かない。 為すべき仕事は多い。考えるべきことは多い。だがそれを体系的に、あるいは根本的に考える気力は、残念ながら現状到底あるとは言えない。 いっそのこと哲学とかから少し離れてみてもいいのでは、という気すらする。もっと…

新年度

新年度が始まったが、早速出鼻を挫かれた。 家族が高熱を出してしまったのである。情勢が情勢なだけに、なかなか落ち着けない。いろいろと考えるべきこと、為すべきことがあって、当惑せざるを得ない。 同時に論文が行き詰まってしまった。月末にかけて査読…

Lambを読む

日曜日なので休んだ。 仕事を辞めてまもなく新年度が始まる。せっかくなのだから奮起して研究に集中する生活をしようと思って、今月はできるだけ意識しながら休んだ。明日から新年度を意識してきびきびやっていこうというわけだ。ただ、こうした塞ぎ込みがち…

宗教的なものと現代

今日はWorkflowyの整理を少しして、方針を少し考えた。ギリシア哲学の本格的な勉強をする機会があって、せっかく仕事も辞めて時間もあるのだから今のうちに手をつけておくのもいいのではないかと思ったが、結局自分の今なすべき仕事に集中した方がいいと思い…

感傷について

話題にもなった『フランス語で読む哲学22選』の見本を、少し前に知人から貰った。 text.asahipress.com 哲学系をやる学部生院生にもいいアンソロジーだと思った。 ドイツ語でもこういうのはあるのだろうか。カント、ヘーゲル、フッサール、ハイデガー、カッ…

先を考える

たまたま仕事の休みが続いていて、毎日同じような作業ばかりしている。まもなく仕事を辞めるが、こういう生活一色になるのだろうかと、ふと思う。 三月に国際学会と年次報告の提出があるから、毎日ずっと机に向かって進めている。それに加えて自分で始めたド…

冬の小路はGシャープ

寒空の時期は音楽が愛しい。 移動の際にイヤホンで耳を塞ぐとして、冬と夏とではえらい違いがあるように思う。 マフラーとコートをして身を縮めて歩くというところに、景色が透徹するのかもしれない。 夏の日差しは視界を歪める。「凍れる音楽」は映えるが「…

淡々、回想、郷愁

今日も朝からコーヘン。今日は無限判断の生成について。 村上訳では引用符が削除されているせいで、何を言ってるのか正直全然わからなかったのだが、原文を見るにどうやらアリストテレスの De Interpretatione の話題らしい。と思って、手持ちの『命題論』を…

語学における方向

連休が終わる。 この連休は珍しく、少し旅路に出たり旧友に会ったりと、「休日」らしい休日を過ごした。いつも拡張された研究時間として与えられるものから「研究」を取り除くとこういう景色でものが見えるのか、と改めて感じた。そういう精神状態で連休を迎…

インテリと大衆の間の怨恨に

なにかがおかしい。 いったいなにがおかしいのか。なにが拗れているのか。 Twitterで意識的に日常に抑揚をつけるようになってから、昔の仲間と「つながる」ためだけに使っていたアカウントはだんだん使わなくなっていった。 それどころか、そこで流れてくる…

雨と鬱屈

とにかく雨の日はつらい。後頭部に糸をつけられてひっぱられるような感覚がある。肩に圧力を感じる。額はぐるぐるする。音を聴いたり、匂いを嗅いだりするとさらにひどくなる。耳の上あたりからぐぁんぐぁんと頭が痛くなる。世界が回っているような気がする…

五月病の後で

今年度が始まってから今日で丸2ヶ月が経とうとしている。ただただ胸に穴の空いたような気分になるばかりである。 研究の進捗は極めてよろしくない。 この二ヶ月間、外出を控えてひたすらルーティンワークをこなす日々だった。 特に力を入れたのは語学だ。 …

Essai divertissant sur l'étude de la philosophie au ⅩⅩe siècle

単調な毎日が続いているので、気晴らしに進捗を描いてみることにした。 本当に毎日同じようなことばかりしている。 先々週くらいに今年度の大きな論文が無事通過したのでほっとして次の仕事の準備を始めた。 といっても論文自体はかなり前に出来上がっていて…